リスクも?専門家に聞いた靴選びのポイント

成長のスピードを考えると「どうせすぐ大きくなるし大きめを買っておこう」「まだ履けるから」と、常にぴったりサイズを履かせることを半ば諦めてしまいそう…。しかし、志村医師によると、小さいサイズの靴を長期間履いていると、足先を曲げて入れているので槌指(つちゆび)になりやすく、痛みが出ることがあるそうです。

子どもの足は「サイズ」だけでなく、足の親指が長い、二番目のほうが長い、幅が広い、甲が高いといった特徴がある子もいるため、「形」にも合わせた靴選びをすると、より良いといいます。

ただ、あまり考え過ぎる必要はないと志村医師は言います。

「コストを考えるとすぐにサイズアップしてしまうので安い物で良いよ、サイズだけ注意。小さいのはいけないですが、少しくらい大きいのは仕方がない。足裏からの刺激が大切な時期(1~4歳)は、あまりにも良い靴だとクッション性がよくて足底刺激がなくなるから、足の成長によくないかな」

外来ではこう説明しているそうです。