筋力は捨て、「重力」で走れ!力を緩めるほど速くなる!?
江戸走りは基本的に手足を左右同時に出すように走ります。具体的には、外旋、内旋を切り替えて走るというスタイルです。
現代のランニングと江戸走りの決定的な違い、それは「頑張らないこと」です。
現代の走り: 地面を蹴って進む「筋力」の走り
江戸走り: 体を前に倒し、その「重力」を利用して進む走り
大場さんいわく、「全身の力を緩めて、倒れる力で前に進む」。これが疲れにくいポイント。 さらに注目すべきは「足の裏」。
「犬も猫もトラもゾウも、4足歩行の動物はみんなつま先立ちですよね。あくまで仮説だが、人間も本来はそうだったと考えるのが自然。ジャンプして着地する時、つま先から降りる方が衝撃が少ない。あれと同じです」
かかとではなく、足の指の付け根(手で例えるとまめが出来る部分)で着地する。動物でいうと肉球に当たる部分で着地する。これにより、膝への負担を劇的に減らしながら、効率よく進むことができるのだそうです。



































