広島市西区商工センターにある「泉美術館」が、広島市中心部でスーパーの「イズミ」創業の地の近くに移転することがわかりました。移転先はかつて老舗旅館があった場所で、新たに美術館が建設されます。
「泉美術館」が移転するのは、広島市中区三川町です。この場所にはかつて読売ジャイアンツの定宿としても知られていた老舗旅館「世羅別館」がありましたが、老朽化やコロナ禍の影響で2022年に閉館しました。

その後、不動産管理会社が土地を取得しました。計画によりますと新たに建設される美術館は地上6階建て、延べ床面積は2760平方メートル。展示室のほか、カフェなども設ける計画です。

現在の泉美術館はイズミの創業者で、2020年に亡くなった山西義政氏のコレクションで、国内外の洋画、日本画、彫刻などを所蔵しています。設備の老朽化もあり移転先を探していましたが、イズミ創業の地の中区新天地近くに構えることになりました。美術館の具体的な内容はまだ決まっていないということです。

着工は来年3月末、2028年4月末に建物が完成した後、美術館開設の準備を進め2029年中の開館を目指すということです。


































