戦時中の貨幣や造幣局の記録をテーマにした特別展が、広島市ではじまりました。
広島市佐伯区にある造幣局広島支局の展示室では、戦時下の造幣局を、当時の貨幣や記録を通して知ることが出来ます。
展示品のうち、一昨年、京都にある民間企業の倉庫で見つかった「陶貨幣」は、太平洋戦争で金属が調達できなくなり、粘土と長石を主な原料にして製造されたもので、実際に市場に出回ることはなかった珍しい貨幣です。
造幣局広島支局の藤原栄主事は「ことしは太平洋戦争が終結して80年の節目のため、特別展を開催した」と話していました。
特別展「造幣局と戦争」は、戦時中に開設された広島支局の模様などの資料も展示されています。会期は26日までの平日ですが、9日(日)は臨時で開館し、イベントも行われます。

































