日本の食文化であるふりかけに関心をもってもらおうと、広島市の企業が「5月12日」を記念日として登録しました。

記念日の登録証が授与されたのは、広島市西区が本社で、ふりかけや加工食品を製造・販売している田中食品です。

看板商品でもある「旅行の友」は、明治時代からいわしやアジなど瀬戸内海の素材を主な原料にしていて、ふりかけ商品の「元祖」とされています。

新たな記念日として「旅行の友の日」となった5月12日は、商品名の由来にもなった創業者の妻・田中トモさんの誕生日です。

記念式の会場には昭和初期に販売されていたスチール缶のふりかけなども並べられていました。

田中食品 田中孝幸社長
「明治から令和までの時代を駆け抜けた商品なので、(登録されて)嬉しい気持ちでいっぱい」

田中食品は「旅行の友の日」を記念日として登録することで、ふりかけを国内だけでなく海外にも普及していきたいとしています。