広島の戦後復興について学ぼうと、ロシアの攻撃が続くウクライナの政府高官らが広島市を訪問しています。

広島市を訪れているのは、インフラを担うウクライナの中央省庁や、ロシアの攻撃で被害を受けたキーウなどの都市の自治体幹部ら12人です。

JICAの復興プロジェクトの一環として、4日間の日程で広島市に滞在。▽原爆から復興した広島市の街づくりや▽戦争遺跡の継承について学び、ウクライナの復興に生かします。

松井市長は、「復興が加速するよう応援したい」と強調。訪問団の代表は「ロシアの攻撃が続いているが、復興は始まっている。ヒロシマは私たちに力を与えてくれる」と応じました。

ウクライナ訪問団長 地方・国土発展省 アリョーナ・シュクルム 第一次官
「ウクライナにもヒロシマのように『悲劇の象徴』となった都市があるが、『復興の象徴』にしたい」

訪問団は、▽基町の市営住宅を視察するほか、▽公共交通などについても学ぶ予定です。