列車で2人の女子生徒の体を触ったとして広島県迷惑防止条例違反の罪に問われた広島県警・科学捜査研究所 管理官の田中雅史 被告(59)の初公判が広島地裁で開かれ、田中被告は起訴内容を否認しました。

起訴状によりますと、田中被告は4月、走行中の列車の中で、16歳の女子生徒2人の体を触ったとされています。

15日の初公判で田中被告は「全て間違っています」と起訴内容を否認しました。

冒頭陳述で検察側は、被害者2人の話として「同じ電車に複数回乗り合わせ、頻繁に痴漢被害にあっていたため、田中被告の存在は把握していた」と指摘しました。

一方、弁護側は「田中被告は女子生徒と同じ列車に乗ってはいたものの、起訴内容を示す客観証拠は無く、そのような行為は行っていない」として無罪を主張しました。