一瞬で奪われた日常…

それでも当時は、多くの人の声やサポートに救われたと言います。
松本里奈さん
「もし犯罪被害者になってしまったときに、早急に支援の力を借りれるんだということを知っておいてください」
「適切な支援を受けると、それがその後の自分の被害回復にそのまま直結して繋がることを、私は実体験として知っているので、ぜひそうしていただきたいと思います」
ただ、支援を受けても心の傷が完全に癒えることはありません。
松本里奈さん
「あの日の出来事をから丸13年目になりますけど、まだ過去のことには全くなりません」
「子供たちも非常に苦しんで13年過ごしました。一番は『お父さんと一緒に、あの日までのお母さんもいなくなったよね。死んだよね』って言われたこと」
被害者にも加害者にもならないために…。松本さんはつらい体験をこれからも語っていきます。
講演を終えた松本さんはRCCの取材に対し「きょうの日常が明日も必ずある訳じゃないっていうのを痛感した。まずそのことを皆さんに気付いてもらいたい」と話しました。