湯崎知事が30日、最終日を迎えた県議会9月定例会で退任挨拶をしました。

湯崎知事は、16年前の初登庁や初めての議会の時と同じ、緑色のネクタイで挨拶に臨みました。

湯崎英彦知事
「振り返りますと、16年前、私が就任したのはリーマンショックによる世界的な大不況の荒波のまっただ中でございました」

知事は16年前、県の主要産業は「新興国の勃興によるグローバル競争の激化にさらされていた」と話しました。

湯崎英彦知事
「戦争の傷跡からも見事に立ち上がってきた、挑戦心豊かな広島県の持つ底力を信じ、それを改めて引き出すこととで、新たな時代と環境においても、発展し続ける広島県づくりを目指すこととといたしました」

結果として、多くの先進的な取り組みを行うなど、一定の成果を生むことが出来たのは「よりよい広島県を作る」という思いを、議会と一つに出来たからだと語りました。

湯崎英彦知事
「政治、行政、そして県民が力をあわせ『広島に生まれ、育ち、住み、働いてよかった』と心から思える広島県が、さらなる高みにおいて実現することを心から念願いたします」

このあと湯崎知事は、県議会の各会派を回って議員に挨拶しました。知事の任期は、11月28日までです。