「認知症の日」の9月21日、庄原市で、認知症の人たちが接客をする「注文をまちがえてもおいしい店」が限定オープンしました。

9人の認知症の人たちが接客をするこの店。認知症でも社会に出て交流できる場所をつくろうと2017年に東京で始まりました。

ことしは全国で34の店が一日限定でオープン。広島では庄原市など3か所で開かれました。

注文や配膳はゆっくり確認しながらおこないます。訪れた人たちは会話をしながら食事を楽しんでいました。

訪れた人
「雰囲気がみんなやさしくて、とても楽しくて美味しい幸せな時間を過ごさせていただきました」

接客した人
「覚えてないが面白かった」

注文をまちがえるレストラン実行委員会 戸谷修二委員長
「認知症の方々は、社会との接点が薄くなっている。認知症の方を入り口に、人と人との関係、人作りのきっかけという場にしていただきたい」

イベントは来年も開かれる予定です。