広島市で個展を開いている、自閉症の画家・石村嘉成さんが21日、版画のライブドローイングを行いました。

石村嘉成さん
「皆さんこんにちは。パンダチャンです」

石村さんは、躍動感あふれる動物の姿を力強い線のアクリル画や版画で描きます。会場に集まったおよそ300人の観客を前に、紙に事前に色をつけておき、黒一色の版木で刷り上げる作り方を説明しました。

希望した人は石村さんと一緒にバレンを使って作品を仕上げます。

石村さん
「オープン。ヤッター」

黒い線で浮かび上がったのは、サバンナで群を守る「ライオン」でした。

観客
「楽しかった」
「これで(夏休みの宿題の)新聞を書きます。色使いのこととか、大切にしていることとか、絵とか、色んなことを書きたいです」
「すごいパワーをいただきました」

個展「石村嘉成の世界」は、広島市中区のNTTクレドホールで9月7日まで開かれ、会期中にはこうした参加型の版画ライブドローイングが複数回行われる予定です。