コメの価格高騰の中、一部のスーパーなどでは、備蓄米と別の国産米とのブレンド米が販売されていますが、輸入米も並び始めました。そうした中、今回注目するのは、“ベトナム産米”です。

アメリカ産米と国産米とのブレンド米や、台湾産米。輸入米だからと言って特別安いわけではなく、コメ不足を補う選択肢の一つとなっているようです。台湾産米などは国産米並みの高さです。

そうした中、今回注目するのは、ベトナム産米です。広島市内の食品卸業者が輸入したもので今、全国の外食店などに供給が行われています。

気がつけばどんどん入ってきている輸入米。ベトナム米はどういう経緯で入って来たのでしょうか?

食品卸会社 田中康弘 社長
「こちらがベトナムから入ってきたベトナム産のジャポニカ種米になります」

広島市南区にある民間の保税倉庫です。

コメは広島市内の食品卸会社が輸入したもので、今月6日に第1便20トンが広島港に到着。遺伝子組み換えの有無などを検査し、18日に輸入が許可されました。これはそのうちの1トン分です。

袋の中のコメを見せてもらいました。

食品卸会社 田中康弘 社長
「見た目も形も、品種的にも、国産米と同じです」

名前は「DS1(ディーエスワン)」。日本米と同じジャポニカ種でベトナムでは人気のコメだそうです。

食品卸会社 田中康弘 社長
「いろいろテストした中で、この形が日本の方に食べてもらって一番しっくり来るのかなと、最終決定しました」