あなたに届けたい「ありがとう」 2007年 広陵
田村友里 キャスター
トークテーマは「広陵高校」です。
石田充 アナウンサー
「ありがとう」という言葉は、広陵高校野球部に非常に深いつながりがあるワードなんですよね。野村投手が19歳のときにリリースされた名曲「花の匂い」から持ってまいりました。

野村祐輔 投手
そうです。本当にこの「ありがとう」という言葉を大事にするようになったのが、広陵高校に入学してからなので、感謝をすることの大事さっていうか、常に謙虚でいなさいっていう 中井哲之 先生(監督)の教えで、広陵高校のOBだったり現役の生徒はみんな、そういう気持ちがあるんじゃないかなと思います。
石田充 アナウンサー
野村投手から名前が出ました中井監督は、引退セレモニーで花束を持ってこられましたけれども、あらためてお話を聞いています。

広陵高校 硬式野球部 中井哲之 監督
「淡々としていますよね、彼は。プロ野球選手になっても、“プロ野球選手” って(態度を)していないですよね。毎年、時間があったときにあいさつに来るし、礼儀正しいし、ふつうのお兄ちゃんが、ふつうのおじさんになってきたって感じですよね(笑)。(広陵が)甲子園に行ったときも全部、全部いろんなシャツやらTシャツやら短パンやら1人で(差し入れてくれる)。おとこですよ。お疲れさまでした。初めてのごちそうをしてください。一度もごちそうしていただいたことがないので(笑)」
石田充 アナウンサー
…というメッセージでしたが、いかがですか?
野村祐輔 投手
はい。ぜひ一度、お食事に行かせていただきたいと思います。
石田充 アナウンサー
中井監督との出会いというのが一つ、大きく人生を変えたとも言えるんですね。
野村祐輔 投手
はい。15歳で広島に来て、広陵高校で大きく成長させていただいたと思っているので。で、今、自分があると思っているので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
石田充 アナウンサー
高校当時の “お兄さん” からちょっと “おじさん” になったと。あっという間ですね。
野村祐輔 投手
はい(笑)
天谷宗一郎 さん
最高のほめ言葉に感じるんだけど。中井先生が祐輔に言うからこそ、すごく深みがある言葉だったなと思います。
田村友里 キャスター
セレモニーのとき、中井監督と 善波達也 監督(明治大学 当時)が登場されたときに唯一、涙を流していたのかなっていう印象があって。あれはどういう思いだったんですか?

野村祐輔 投手-
サプライズで花束を持ってきてくださって、本当に知らなくてびっくりしたのと、中井先生と善波監督が出てこられたときは涙が出ました。
石田充 アナウンサー
まだまだ、3つパネルが残っています。次はどれにしましょうか?