広島カープ、5日（土）に行われた今シーズンの最終戦―。野村祐輔 の現役ラスト登板とともに、多くの若鯉がデビューを飾った “メモリアルゲーム” となりました。

10月5日（土）広島 vs. ヤクルト（マツダスタジアム）

広島カープ　野村祐輔 投手（10月5日）
「今シーズン限りで現役を引退することを決めました。13年間、本当にありがとうございました」

カープ一筋、13年間のプロ野球生活最後の試合の前に引退会見に臨んだ野村祐輔。

野村祐輔 投手
「いよいよだなというふうに思っています。引退を決めてからきょうまでがすごくあっという間に感じて、すごくさみしい思いと、感謝の思いを、思いながら日々、過ごしていました」

試合前の練習ではチーム全員で “おそろいのTシャツ” を着て記念写真を撮るシーンも…。

大瀬良大地 とキャッチボールを行うなど、終始、なごやかな雰囲気で最後の練習を終えました。

そして迎えた最後の試合。「これまでのすべてを出し切りたい」という思いで上がる通算211試合連続の先発マウンド。

先頭打者にヒットを許しますが、続くバッターゴロで打ち取り、1つめのアウトを奪います。続く3番・丸山和郁 にはブレーキの効いたチェンジアップで通算757個めの三振を奪います。

最後のバッターは、セ・リーグ二冠の強打者、村上宗隆 。野村の最大の持ち味である正確無比なコントロールで2球で追い込むと、最後はチェンジアップで空振り三振。

野村祐輔
連続先発211回（日本記録）　打者5226　奪三振758　勝利80

全てを出し切った野村の21球に、大きな拍手に包まれたマツダスタジアム。「今まで雰囲気の違うマウンドにすごく感動した。感謝の気持ちでいっぱいだ」と1回無失点で現役最後の登板を終えました。