こちらは6年前の映像です。安芸高田市の国道を走っていた車が突然、飛び出してきたシカと衝突しました。

また、12年前には、尾道市のしまなみ海道で車にはねられたイノシシに接触し転倒したとみられるバイクの男性が、後続車にひかれ、亡くなる事故がありました。

今回も一歩間違うと、大きな事故となっていた可能性があります。


警察は、▽ドライバーと動物がお互いに早く気付くために上向きライトを活用する、▽動物が出てきそうな道路ではあらかじめ速度を落とし余裕をもった走行する、▽ハンドルを切るのではなく、ブレーキで衝突を回避するなど、注意を呼びかけています。

― 取材に応じてくださった女性は、子を持つイノシシを死なせてしまったとたいへん心を痛めていました。車には3歳・5歳・7歳の子どもが乗っていて、あわやという状態でしたが、ハンドルを切らなかったことで大きな事故にならなかったのではないかと振り返っていました。