24時間以内に台風14号発生へ 気象庁が進路予想発表

台風13号は奄美地方を通過して東シナ海を進み大陸方面へと向かっていますが、日本の南の海上では東西に対流活動が活発となっていて雲域が広がっています。

このうち気象庁は15日午後3時、マリアナ諸島付近で発生した熱帯低気圧が24時間以内に台風に発達する可能性があるとして進路予想を発表しています。18日から19日にかけて南西諸島方面へと進む予想です。
海外予報機関でも監視対象に 進路予想を発表に

アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。
15日午後の時点で、日本の南の海上の雲域のうちの一つについて「97W」と表示されてオレンジ色の丸で囲まれています。この雲域がJTWCの監視対象となったことを意味しています。
JTWCでは定めた基準以上に発達する雲のまとまりができると、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けして情報を発表します。赤色になると台風の発生時期に近づいた目安となります。それぞれの意味は以下の通りです。
LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い
MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み
HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み