広島県北広島町でクマの目撃が相次いでいます。先月末、町のリンゴ園がクマに荒らされました。地元の人たちは、厳しい暑さで山のエサが減っていることが原因とみています。

リンゴの産地として知られる広島県北の北広島町。先月末、実が大きくなり始めたリンゴが被害を受けました。
岩本晃臣 さん
「今は電気柵を切ってあるのでだいじょうぶですが、クマが出たからすぐ電柵して」
被害に遭ったのは、森に近い一番奥のリンゴの木。

岩本晃臣 さん
「入って来たのは、そこなんですよ。フェンスを倒して入って来て。で、ここにツメ跡が…。この上に座ってリンゴの枝を引き寄せて食べたという感じです。シカとかだったら、これくらい(の高さ)の枝を引き下げて食べたりするんですけど、明らかに上に上って、枝を折っているのでクマですね。この辺、けっこういますから、1~2頭ではないと思いますよ」