7月21日(日)阪神 vs. 広島(甲子園)

トラ相手に一気に同一カード3連勝と行きたいカープは2回、連打でノーアウト・3塁・1塁のチャンスを作ります。打席には7番・矢野雅哉 。

ここでベンチがとった作戦は、ランエンドヒット。ショートへの内野安打でスタートを切っていた3塁走者の 坂倉将吾 がホームイン。3試合続けて先制に成功します。

天谷宗一郎 さん
「3塁へのエンドランって本当にアグレッシブなサインなんですけども、選手がしっかりと理解して、しっかりと表現しています」

その後、阪神に逆転を許し、12対2と大量リードされた7回、マウンドに上がったのは、入団2年目でプロ初登板となった 長谷部銀次 。ランナー1人を許しますが、続く打者をダブルプレーで打ち取り、記念の初登板を無失点で終えました。

長谷部銀次 1回 球数11 被安打0 奪三振0 与四球1 失点0

試合はその後、最終回に1点を返しますが、今シーズン最多失点で敗れたカープ。前半戦を終え、首位・巨人と1ゲーム差の2位で折り返しです。(阪神 12ー3 広島)

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RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
ピッチャー陣のがんばりが目立ったカードだったと思います。床田投手も初回にピンチを背負ってしまったんですけども、あのあとの粘りというところがこのきん差に持っていったと思いますし、相手ピッチャーも村上投手ということもあって、なかなか点が取れないことはわかっていたと思うんです。その中で若い(中村貴浩)選手がしっかりと形をつくってつないでいく。カープらしい野球を見せてもらえたなと思います。

田村友里 キャスター
でもセ・リーグは本当に大混戦だから、もう何点だろうが勝つと負けるでは大きな差ですよね。

天谷宗一郎 さん
もちろん、そこはあるんですけども、相手があることなので。確かに取りこぼしはできなんですけども、ただピッチャーがいいので。先発陣もそうなんですけど、後ろを投げるリリーフ陣、長谷部投手がこの時期に来て、しっかりとゼロに抑えた。これでまた中継ぎ陣は層が厚くなるわけですから、本当に楽しみな後半戦が待っていると思います。

青山高治 キャスター
日曜の 九里亜蓮 投手は、登板間隔が空いたりして調整が難しかったこともあると思いますけど、先発ローテーション・中継ぎ・抑えと本当に投手陣、すばらしい。

天谷宗一郎 さん
だからこそ、野手陣ですよね。野手陣が1点でも取って、ピッチャー陣が楽に投げられる展開を作ってほしいと思います。