石田充 アナウンサー
三振にまつわる数字を調べました。セ・リーグで20試合以上投げているピッチャーの奪三振率です。9イニング投げると、いくつ、三振を取るかという目安の数字ですが、トップは栗林投手、2位に黒原投手が入っています。

セ・リーグ “奪三振率” ランキング
(※ 9イニングでいくつ三振を奪うか ※ 20試合以上)
1 広島 栗林 12.07
2 広島 黒原 11.31
3 中日 橋本 11.27
4 巨人 バルドナード 11.20
5 中日 松山 11.05
6 広島 塹江 10.62
7 広島 森浦 10.61
8 巨人 ケラー 10.00
参考
ロッテ 佐々木 10.56
中日 マルティネス 8.42
黒原投手は、佐々木朗希 投手や中日の ライデル・マルティネス 投手より上の奪三振率ということになります。
田村友里 キャスター
8人中、4人がカープなんですね。
石田充 アナウンサー
そう。気づきましたね。もう2人にも注目なんです。サウスポーの3人(森浦大輔・黒原拓未・塹江敦哉)が、奪三振率10以上というのもすごいんですが、さらにこの3人には共通点があります。

リリーフを支える “左腕三銃士”
(被打率)森浦 黒原 塹江
vs. 右打者 .225 .140 .222 右打者に強い
vs. 左打者 .296 .256 .271
右バッターと左バッターの被打率、つまり打たれる確率を見てみますと、サウスポーなんですが、「右バッターにより強さを発揮するサウスポー」なんです。左ピッチャーですが、右バッターに強いということなんです。
25日からのヤクルト戦には注目の相手がいます。サンタナ選手(31)です。先日、来季以降の3年契約を結んで、この額(14億3000万円)!

打率.313(セ 1位)、打点38(セ 1位)、ホームラン11(セ 3位)もすごいんですが、サンタナ選手には覚えておきたい数字があります。
ヤクルト 右打 サンタナ選手(31)
vs. 右投手 打率.287
vs. 左投手 打率.368 左投手に強い

サンタナ選手は「左ピッチャーにものすごく強い右バッター」なんです。25日からのヤクルト3連戦では、この対決があるのでしょうか。右バッターに強い “サウスポー三銃士” との対決があれば、どっちが強いのか、楽しみです。
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)