円安の影響を強く受けたのが、海外旅行です。中国・上海を経由してオーストラリアに行った、こちらの家族は…

オーストラリアへ旅行
「物価が高い。食費が2~3倍。だいぶかかった。だいぶ安い店を選んだ」

韓国へ旅行
「韓国の物価は安いと感じていたので、(高くて)びっくりした」

中国へ帰国
「一時帰国していた。おみやげを買ったときに日本で1箱1000円だったのが、中国では2000円」

ゴールデンウィーク期間中、近場で過ごした人も、遠出した人も、コロナ禍の収束や円安などの影響を感じながら過ごしていました。

― マーケティング会社インテージによりますと、2024年のGWにかける費用は平均2万7857円で2023年並みですが、コロナ禍と比べると1.7倍に増えています。「外出や人に会う機会が増えるから」が、主な理由となっています。

― 物価高・円安がGWに影響するかについて、「かなり影響する」と「やや影響する」を合わせると63.4%となっています。また、「GWの過ごし方」について、コロナ禍の2021年は「自宅で過ごす」が55.8%と半数を超えていました。2024年は34.1%と、コロナ禍と比べ減っていますが、回答の中では最も多く、3分の1以上を占めています。

― 帝国データバンクの 藤井俊 情報統括部長は、2024年のGWの特徴について、▽物価高・円安による節約志向が強まっている、▽サービスが行き届かないオーバーツーリズムを挙げています。

― 2024年は、年末年始・お盆休みを除いても3連休以上が11回という当たり年です。まだ3連休が6回も残っているので、休みを分散するなど企業も休み方を考え直してもいいのではないかとのでした。