「原爆の日」(8月6日)を前に、広島市の高校生が平和公園で地元の小学生を案内しました。

高校生
「では、原爆の子の像について説明していきたいと思います」

平和公園を訪れた小学生を案内したのは、市立広島商業高校・原爆問題研究部の生徒たちです。被爆者との交流やフィールドワークを通して、平和に関する調査や研究をしています。


3日は、「平和ガイド」として4つグループに分かれ、10か所を案内しました。原爆ドーム前では、1996年に世界遺産に登録された歴史などを紹介しました。

市立広島商業高校 河村ほのかさん
「まちが壊れていく様子を伝えています。時代を超えて、核兵器をなくすこと、世界の永遠の平和、平和の大切さを訴える人類の共通の平和祈念碑となっている」


高校生たちは、この日のために平和公園に何度も足を運んだり、資料を集めたりしてつくったクイズも交えて案内しました。


市立広島商業高校 下田美夕さん
「この平和の灯は、手首をあわせて、手のひらを青空に向ける形を表現して作られています」


小学生はどのようなことを感じたのでしょうか。


小学生
「たくさんの人が死んで、子ども死んでとても怖かったです」

「折り鶴がたくさんある場所で(重さが)計10トンあると聞いて、たくさんの人が 折り鶴を折ってくれていると思った」

市立広島商業高校 下田美夕さん
「小学生たちがわたしたちのような大人になったとき、また平和について考えるきっかけになってほしい」


市立広島商業高校 河村ほのかさん
「平和というのは、広島だけでなくて、世界にもあるんだよということをこれから違うガイドをして、それを伝えていきたい」


高校生は、「今後もこうした活動を続けていきたい」としています。