古謝景春南城市長に胸をつかまれるなどのセクハラ行為を受けたなどとして、元専属運転手の女性が市長と市に対し、合わせて400万円あまりの損害賠償を求める訴えを那覇地裁に起こしました。
訴えを起こしたのは、本島南部に住む女性で、おととし8月から12月まで、古謝景春南城市長の専属の運転手を務めていました。

訴状などによりますと、古謝市長は、女性が運転手として勤務を始めた当初から、「温泉の年間パスを持っているから一緒にお風呂に入るか」などの言動を繰り返したほか、おととしの12月には運転中の女性の左わきから手を回し、胸を強く掴む行為に及んだとされています。
またこの女性は、市に被害を訴えたにも関わらず、市は再発防止などの対応をせず、反対に女性が業務を継続できないとして、契約期間の途中で業務委託を解除されたとも訴えています。

女性はセクハラ被害と、その後の市の対応で精神的苦痛を受けたなどとして、古謝市長と市を相手に、合わせて400万円あまりの損害賠償を求め、2月9日に那覇地裁に訴状を提出したということです。

提訴されたことについてRBCは、先ほど古謝市長に説明を求めましたが、市長は取材に応じませんでした。南城市の総務課は「訴状が届いてから対応を協議したい」と、コメントしています。