来年春のセンバツ甲子園を目指す県高校野球の秋季大会は、準決勝2試合が1日に行われ九州大会に出場する2校が決まりました。
21年ぶりのセンバツを目指す宜野座と、3季連続の甲子園を狙う沖縄尚学。準決勝第1試合は、壮絶な打ち合いとなります。
2回、宜野座は2アウト2塁から9番・東のタイムリーツーベースヒットで先制しますが、沖縄尚学も4回に6番の足立からタイムリーツーベースで試合を振り出しに戻すと、その後も点の奪い合いが続くシーソーゲームとなります。
6回に1点を追いかける沖縄尚学は、4番の伊智がタイムリーヒットを放ち同点に追いつくと、さらに満塁のチャンスで4回にタイムリーツーベースを打った足立の犠牲フライで勝ち越しに成功。この回、さらに1点を加え9対7とします。
このリードを、最後は1年生・大城陽が守り切り、ゲームセット。両軍合わせて33安打の打ち合いを制し、2年連続の九州大会出場を決めました。
沖縄尚学 足立伶凰選手
「チャンスで回ってきたことに感謝して自分が返す意識で打ちました。決勝が残っているので、それをしっかり勝ち切って1位通過で九州に臨めたらと思います」
第2試合は、興南のエース、田崎颯士が投打に躍動します。
2回の満塁のチャンスで、先制のタイムリーツーベースヒットを放つと、投げては具志川商業打線を圧倒。
最後は自らコールド勝ちを決める一打を放ち、2年ぶりの九州大会出場を手繰り寄せました。
興南 田崎颯士投手
「自分が全部三振にきってやろうと思ったので、チームに流れを持ってこられたのでよかった」
沖縄尚学と興南は、今月下旬、福岡県で行われる九州大会に出場し、センバツ出場の目安と言われる、ベスト4を目指します。
県大会の決勝は、今月7日に行われます。