漆器の名産地で技術を磨き、沖縄県内初の偉業を成し遂げた漆芸家・照屋和那さん。独自の技法や意外な素材に漆を施す、照屋さんの漆芸の世界をご紹介します。

「焼き芋の皮」を使った独創的な作品も

漆の艶が目を惹く、「朱溜藷(しゅためしょ)の杯」。実はこれ、焼き芋の皮で作られているんです。ほかにも発泡スチロールやウニの殻を使ったものなど、独創的な作品が並んでいます。

焼き芋の皮を使ったという「朱溜藷の杯」

浦添市美術館で開かれている、漆芸家・照屋和那さんの作品展。照屋さんによるおよそ80の漆芸作品が展示されています。

漆芸家・照屋和那さん:
「私自身がモノづくりが好きなほうでしたから、工業高校の中に工芸科があるということで、その中の漆を専攻いたしました。それから、この仕事は私の一生の仕事だと。そこからのめり込んだ」

漆器の名産地・石川県輪島市で技術を磨いた照屋さん。人間国宝である師・赤地友哉さんのもとで修業を重ね、1983年、日本伝統工芸展で沖縄出身者として初めて総裁賞を受賞しました。