今から180年前、1846年の首里城正殿の修繕工事が完了した際、琉球国王に振舞われた祝宴料理が再現されました。

再現されたのは、1846年に第18代琉球国王・尚育しょういく王に振舞われた祝宴料理です。那覇市が所蔵する尚家文書「百浦添御普請日記ももうらそえごふしんにっき」に献立が記録されており、食文化史や伝統料理の専門家らが再現しました。

再現されたのは江戸時代の上流階級が食していた「本膳ほんぜん料理」で、タイやコイの刺身のほかウズラの肉を入れた雑煮など、尚育王に振舞われた料理17種、菓子12種がお披露目されました。

180年前の献立資料は「沖縄の財産」と語る西大八重子さん

沖縄美ら島財団 研究顧問 西大八重子にしおおやえこさん:
「日本料理の影響をたくさん受けて学んできたんだなということをあらためて感じました」「この資料は私たち沖縄の財産になるものだと思います」

資料の注釈などを担当した琉球大学の豊見山和行とみやまかずゆき 名誉教授は、役人や女官など約900人に料理が振舞われたことや、修繕工事の日程なども資料に記録されていることから「現在進められる首里城正殿の再建にも生かされている」と解説しています。