宮古島市の上野野原地区で6日、十五夜の伝統行事「マストリャー」が行われました。
中秋の名月が夜空高く上った6日、午後9時ごろから始まった宮古島市「野原のマストリャー」は、人頭税の時代に税として納める穀物を升(ます)で計っていた場所を表わす「マスムトゥ」が由来で、無事に税を納め終えた祝いとして始まったのが起源とされています。
集落にある4か所の「マスムトゥ」から集まった男性たちの勇壮な棒踊りと、四つ竹などを手にした女性たちの優雅な舞が繰り広げられました。

▼参加者の男性
「大きなイベントを、青年会をはじめ先輩方と一緒に成功させられたということは、本当に貴重な経験。これからどんどん、後世に続いていくためにも我々若いメンバーが一生懸命頑張ってつなげていければ」
最後は参加者みんなでクイチャーを踊り、向こう一年の五穀豊穣を祈願しました。
