与那国島で事故を起こし離陸できなくなっていたオスプレイを撤収するため、陸上自衛隊は19日、与那国駐屯地から機体を運び出しました。

19日午前、陸上自衛隊は与那国駐屯地で離陸時にバランスを崩して損傷したオスプレイを駐屯地から運び出しました。

機体は布のようなもので覆われ、自衛隊のけん引車で久部良漁港まで運ばれたあと民間の船に乗せられました。

海上輸送を担当するのは民間の業者で、陸上自衛隊は今月3日に約2億2千万円で契約しています。



船は19日、オスプレイの所属基地である千葉県の木更津駐屯地に向け出発し、来月1日ごろ到着する見通しです。

機体は防衛省の規定上「大破」に分類される程損傷していますが、今後、木更津駐屯地で修理・整備され飛行再開を目指すということです。