北中城村の小学生が無農薬の米作りを体験し、自然環境や地域の住民に配慮した循環型の農業を学びました。
学校の外に作られた特性の田んぼで米作りを体験したのは、北中城小学校の5年生およそ120人です。
この体験は、北中城村に住む環境カウンセラーの後藤道雄さんが校長からの依頼を受けて去年から始まりました。
児童たちは地元の湧き水を利用した無農薬の米作りを通して、自然環境や地域の住民に配慮した循環型の農業を学びます。
児童たち
「きれい」
「めっちゃきれい」
環境カウンセラー後藤道雄さん
「東シナ海に出ている川の最上流です。だからここで水を汚したら全部汚れてしまうから、ここは大切にしようという話で完全無農薬でやっているんですよ」
田んぼに入った児童たちは、あぜと呼ばれる土の壁に泥を塗って補強します。
児童
「ここを固めるためにこうやって押して固めるって」
あぜの補強を終えた児童たちは、田んぼに引かれた線に沿ってコシヒカリの苗を植えました。
児童
「こんなに汚れるとは思いませんでした」
「下流に行っちゃうから農薬とかを使わないのがすごいと思いました」
「(Q.最後お米になったらどうしたいですか?)焼肉!」
「カレー食べたい」
「ハヤシライス!」
「チャーハン!」
環境カウンセラー・後藤道雄さん
「(米作り体験は)手段なんですよ。本当の目的は人格形成ですね。下流の人達のことを思って汚さない、水は元に戻すという感じでこの子たちが考えてくれたらいいと思います」
児童たちは今後、与那国馬の糞を使った肥料作りなどの体験を経て、7月上旬に米を収穫する予定です。