藤井聡太八冠の対局が大分県別府市で行われることになりました。将棋の名人戦第4局が開催され、県民から歓迎の声があがっています。
藤井八冠は去年、史上初の八大タイトル独占を達成。4月から名人戦の初防衛に臨みます。その7番勝負の第4局が5月18日と19日に別府市で開催されることになりました。

(別府市民)「やったね。全国にPRできるからいいんじゃないですか」「来てくれるんですかという感じです。温泉とご飯をいっぱい食べて頑張ってください」「ありがたい。別府は夜がにぎやかだから楽しんでほしい」
岩田中学校将棋部の生徒からも興奮する声が聞かれました。
(生徒)「言葉には言い表せないほど…すごく驚いた」「とても強い人なのであこがれています。大分に来てどんな対局をするか楽しみ」
会場となるのは創業70年の老舗「割烹旅館もみや」です。1997年に日韓首脳会談の晩餐会が開かれたこともあります。

対局と同時に気になるのが「勝負めし」。市は実行委員会を立ち上げてメニューリストをつくる予定です。
(別府市・長野恭紘市長)「おやつなんかもおそらく注目されるところでないかと思っているので、食の魅力やそれ以外の魅力もみなさんにお届けできるのでは」
開催にかかる経費はおよそ2000万円で、対局を観戦できる「大盤解説会」なども行われます。