29日は北日本から西日本にかけて大気の状態が非常に不安定となっています。石川県では未明に川が氾濫し、車に乗っていた男性2人が一時取り残されました。
石川県輪島市の能登空港では午前2時42分までの1時間に観測史上最大となる73.5ミリの雨を記録し、能登地方には一時、土砂災害警戒情報が発表されました。
能登町では川が氾濫し、近くの国道を走っていた車が冠水した道路で動けなくなりました。
車に取り残された男性
「街灯も無くて、真っ暗で。30センチくらいまで冠水していて、そこに入っちゃって、エンジンがかからなくなった。もう死んじゃうと思って、勢いがすごすぎて、車が揺れていた。急いで消防に電話して『助けてください』と」
乗っていた男性2人は消防に救助され、けがはありませんでした。
29日は前線を伴った低気圧が発達しながら東北を通過する予想で、北日本から東日本の広い範囲で土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。