2月も食料品が値上げされ、家計への打撃が続く中、大分市内にあるベーカリーが3日から値下げに踏み切ります。

大分市明野北にある「小麦工房kiki」。およそ50種類のパンが並びます。店では3日からおよそ9割の商品を40円から20円程度値下げします。例えば220円のメロンパンは180円に。300円の総菜パンは260円になります。

(客)「安くなるのはありがたいですね」「パン屋さんのパンはやはり美味しいので安く食べられたら家計にもうれしいと思う」

小麦粉やバターに油包装資材などほぼすべての材料価格が値上がりし続ける中、店では直接交渉といった仕入れの工夫やスタッフの仕事内容の見直しなどでコストを削減。また、余ったパンを冷凍して再販するシステムを活用し、無駄をなくすことで値下げが可能になったといいます。

小麦工房kiki礒崎尚之代表:
「思い切ってぎりぎりまで落として今まで3個しか買えない人が4個目に手を出す。それが良い形で相乗効果になるのかなと思って値下げに踏み切りました」

物価高騰時代にあえて値下げをすることで販売数の増加を期待しています。