1月23日は花粉対策の日です。花粉症の患者の多くは例年2月から4月にかけて症状が出ますが、専門家にきいたポイントや対策についてお伝えします。

日本気象会は1月18日、今年最初の花粉の飛散予測を発表し、大分県内の飛散量は例年並みと予想されています。2月上旬からスギ花粉のシーズンに入り、ピークは2月下旬から3月上旬にかけてとみられています。

この病院では例年、2月ごろから花粉症の患者が増える傾向にありますが、今年はすでに症状を訴える人が多くみられるといいます。

(ぶんどう耳鼻咽喉科クリニック・分藤準一院長)「本格飛散の時から薬を飲まれる方が多かったんですけど、今年はもう1月の時点で症状を発症している人がいる」

花粉症は早めに薬を飲み始めることで症状を抑えることができます。一方で花粉症でみられるくしゃみや鼻水の症状は現在、感染者が増加している新型コロナやインフルエンザに似ているため分藤院長は一般の人が見極めるのは難しいと話します。

(ぶんどう耳鼻咽喉科クリニック・分藤準一院長)「発熱や咽頭痛、それから鼻の奥の痛みの時には感染症じゃないかなと考えて、耳鼻咽喉科でもかまいませんし、相談した方がいい」

一方、大分市のドラッグストアでは去年から花粉症対策をはじめとした商品コーナーを常設。症状に応じて薬のアドバイスをしているといいます。

(コスメドラッグファンサンリブ明野店・宮家愛美さん)「アレジオンとかアレグラが1週間前から飲んでいただくと効果があります。花粉のシーズンになると鼻水をしっかり止める時はこういった商品をおすすめしている」

他に人気なのは目薬や鼻のスプレー。去年からは鼻うがいの商品が売れ行き好調だということです。例年、2月に入ると商品が品薄傾向になるため店は早めの購入を呼びかけています。

(コスメドラッグファンサンリブ明野店・宮家愛美さん)「例年よりも早く花粉症が来るようなので、早めに薬の準備をしていただくと過ごしやすいかなと思います」

スギの後にはヒノキが控える花粉症シーズンは4月下旬まで続くとみられていて事前の対策が大切です。