敗戦の時は食事会場に行かず、コンビニやファストフード店を利用も
甲斐は運動能力だけでなく、精神面との両立がとても大切と強調します。しかし、なかなか実践できないとも語ってくれました。そして、プロ野球選手は決して華やかなだけではない、初めてきく耳を疑うような話も披露してくれました。

「遠征先でも自分のサインミスなどで負けたりすると、宿泊先の食事会場に行きにくい。周りは気にしないんですが、みんなと食べることができない自分がいる。自分が出したサインで打たれ大量失点するとやはり足を引っ張ったと思うんです。食事会場で喋って食べることもできないし、打たれたピッチャーがいる中で食べることができないので行かない。
コンビニで買ったものを部屋で一人で食べるとか、東京ドームで試合に負けた時は宿泊先の目の前のマクドナルドには何度お世話になったことか。僕だけじゃなく他にもそういう思いの選手は絶対多くいると思います。やっぱりきついです。楽しんでやるのはやっぱり厳しい。
大谷翔平だけです、楽しんでやるのは。彼はすごいです。勝たないと面白くないし、優勝すれば全てが楽しい思い出になりますが、3位と言う順位に終わり、優勝できず日本一にもならないのは何も面白くないですね。全てが辛い思いになるんで」