夏休みの自由研究の全国コンクールで大分県国東市の小学生が1位に選ばれました。研究テーマは砂漠の緑地化。快挙を成し遂げた背景を取材しました。
週1回オンラインで受講している科学講座。国東市の小学2年生のまろくんは科学が大好きで夏休みの自由研究、砂漠緑地化プロジェクトを全国コンクールに応募し、小学校低学年の部で1位の、優秀賞に輝きました。
(まろくん)「まさかと思ってとってもうれしくなりました。偽物の砂漠を作ろうと思って写真とかグラフで説明している」
海外でインフラ整備にも尽力した医師 中村哲さんの存在が刺激に
まろくんはアフガニスタンの貧しい人々を救った医師、中村哲さんを知り、砂漠の緑地化に興味を持ちました。実験に使うのはすべて身近なもの。
妹が使っていた紙おむつの保水機能に着目し砂漠を真似た吸水性樹脂入りの「レプリカ砂漠」を制作。試行錯誤を重ねながら、植物が育ちやすい環境を調べました。

(まろくん)「最初は失敗した。いつも水をあげてたから砂でもぐんぐん育ってこれでは砂漠じゃないよってなって失敗。レプリカ砂漠になった」
研究を支えたのは大分県別府市でこども向けの科学教室を営む「うちらぼ」代表の加世田国与士さんです。まろくんの興味を引き出し支えてきました。オンライン受講のまろくんとはこの日初めて対面しました。