参院選の期日前投票を巡って、大分市の投票所で高齢の女性が2度、投票をしていたことがわかりました。

大分市選挙管理委員会によりますと4日午前10時ごろ、大南支所の投票所に80代の女性が訪れ、受け付けの手続きを経て選挙区と比例代表で投票しました。

しかし、この女性は6月26日すでに期日前投票を済ませていて、二重投票だったことが発覚しました。

受け付けではパソコンの画面に女性が投票済みと表示されていましたが、担当職員がメッセージを見落としていたということです。二重投票はほかの票と区別ができないため、有効票として取り扱われます。

大分市選管によりますと女性は最初に投票したことを覚えていなかったということで、下村光典事務局長は「適正な投票事務が行われず、大変申し訳ございませんでした。関係職員に周知するとともに再発防止に向けて指導を徹底して参ります」とコメントしています。