ホーバークラフトの就航に向け8日朝から始まった操縦訓練の初日、船体が大分空港のガードレールに衝突しました。運航会社によりますと、操縦ミスにより船体の挙動が不安定になったと説明しています。

吉田記者「海から陸地にあがってすぐの場所にホーバークラフトが停まっています。右のプロペラ部分の一部が破損しているのがわかります」

事故を起こしたのはホーバークラフトの1番船「Baien」で、8日午前6時すぎに西大分港を出港し、午前7時すぎに大分空港の発着場につながる航走路のガードレールに衝突しました。

この事故で船体の右側にあるリフトファンからダクトにかけて破損しました。

運航会社によりますと、2人の操縦士が訓練に臨んでいて、けがはありませんでした。操縦ミスが原因で、航走路に進入する手前で舵を左に切った際、船体の挙動が不安定になり、後方が前に出てくる形で衝突したということです。

今年度中の就航に向けて8日から操縦士の訓練が始まったばかりでした。

県の担当者は「運航会社と今後の対応を協議していきたい」と話しています。