全国各地で厳しい暑さが続いていますが、こうした中、涼しさを提供するビジネスが久々に忙しい夏を迎えています。

「製氷」例年以上の売り上げに

大分県別府市にある創業87年の冨士見製氷工場。かき氷に使うブロック氷を製造しているこちらでは毎年8月の売り上げが他の月のおよそ1.5倍にのぼりますが、今年は例年以上に売り上げが増えています。

(冨士見製氷工場・高橋稜さん)「コロナ禍が終わって今年から本格的にイベントが始まったので、屋台などの需要が多くなってだいぶ忙しくなっています」

ウェザーニューズが実施したアンケートによりますと、日中の最高気温が34度を超えるとアイスクリームの需要をかき氷が上回るということです。

この工場も夏場のこの時期は機械をフル稼働させ、1個135キロある巨大な氷を1日およそ40個製造。純度の高い氷を消費者のもとへ届けます。

(冨士見製氷工場・高橋稜さん)「7月から結構暑いので、かき氷を食べたり氷を触ったりして、涼しさを味わってもらえたら嬉しいなと思います」