コロナ禍でキャンプなどのアウトドアが人気を集める中、気を付けなければいけないのが屋外に生息する「マダニ」です。

マダニ


人が刺された場合、感染症で死亡するおそれもあります。赤く腫れあがった皮膚の中心の黒い点はほくろの様にも見えますが、じつは「マダニ」です。

皮膚に食い込むマダニ(桃色斑点中央の黒部分)
アップ写真


(安西皮膚科・安西三郎院長)
「刺したマダニは数日から1週間かけて徐々に大きくなってきます。多くの方は急にホクロができたと思われる」

大分県竹田市にある安西皮膚科の安西三郎院長は20年以上にわたり、マダニに刺された患者を診察しています。

(安西院長)
「大分県では約10種類のマダニが人を刺すことがわかっています。動物や人間がそばを通るのをじっと待って、通ると人にくっついて血を吸う」

この皮膚科ではマダニに刺されるケースは5月から7月にかけてが最も多いといいます。

特にマダニが媒介するウイルス感染症、重症熱性血小板減少症候群=「SFTS」には注意が必要と話します。

マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群「SFTS」提供:国立感染症研究所

■ 1週間ほどで高熱・全身倦怠感などの症状

(安西院長)
「一番警戒すべき病気だと思います。刺された後、1週間ぐらいで吐き気とか下痢、高熱、全身倦怠感など、そのような症状がでてきます。適切な治療薬とかワクチンはありません。だから対症療法になります」

マダニへの警戒を呼び掛ける安西院長