有名アーティストの作品を数多く手がけ世界的に知られる写真家ハービー・山口さんが、6月に、大分県内では初めてとなる写真展を開催します。実現に至った経緯や作品に込めた思いを聞きました。
(ハービー・山口さん)「布袋寅泰さんって知らない? 彼の40年の芸歴の中で37年も写真を撮ってるの」
布袋寅泰・山崎まさよしなど数々の有名アーティストの写真を50年以上撮り続けてきたハービー・山口さん(73)。
6月に県内では初めてとなる写真展を大分市で開催します。
(ハービー・山口さん)「大分に来て東京とは違うスピード感。僕が話しかけるとちゃんと仲間に入れてくれて、笑顔で撮らせてくれて非常に温かいものを教えてくれましたよね」
去年10月、大分市の竹町西口エリアで開催されたイベントに招かれたハービーさん。これが縁となり、大分市のデザイン会社「コント」がハービーさんの写真展を手がけることとなりました。
(コント・河野智洋社長)「世界的なアーティストなので、大分に来てどんな感じなのかなと思ってたら、みんなに気さくに声をかけてコミュニケーションして、写真撮ってっていうのが、なんかいい意味で意外だった」
主に人物を被写体として様々なシチュエーションで写真を撮ってきたハービーさん。今回、撮りだめてきた中から、国や時代が違いながら偶然にも同じような構図で撮った作品を対にして展示します。
(ハービー・山口さん)「僕が50年以上取りためて組み合わさったものから、人間とは何かいうのをちょっと見てほしいですね。解き明かしてほしいと思いますね」
「人のいい所を撮りたい」という思いでシャッターを切り続けてきたハービーさん。写真展は6月10日から大分市で開催されます。