5日に開催された、「第71回別府大分毎日マラソン」はコンディションに恵まれ、今年も大会新記録が生まれ、学生記録も20年ぶりに更新されました。

3年ぶりに海外招待選手や市民ランナー、3500人余りが参加した「別大毎日マラソン」、レースはペースメーカーが外れた30キロで海外選手が飛び出します。1キロ3分のペースを順調に刻んで後続を離し、イブラヒム・ハッサンが大会新記録となる2時間6分43秒で優勝しました。

(ジブチ共和国 イブラヒム・ハッサン選手)「大分はフラットで非常に良いコースでしたし、雰囲気も非常に良くて走りやすかったです。優勝、そして大会新記録が作ることが出来て本当にうれしく思っています」

一方、日本人にとっては今年10月のパリオリンピックの代表選考会・MGCへの出場権もかかる大会です。

フィニッシュ直前の日本人4人のデッドヒートを制したのは小森コーポレーションの市山翼で、日本人の大会新記録となる2時間7分44秒で日本人1位。続く青山学院大学4年・横田俊吾は2時間7分47秒で学生記録を20年ぶりに更新しました。

(青山学院大学4年・横田俊吾選手)「MGCを狙っていたので、35キロ過ぎ6位になったところでこれは行けるなと思って、最後に力を出し切れて箱根から本当に良い流れで来ていたのでうれしいです」

このほか、ホンダの木村慎やスバルの小山司など、あわせて6人がMGC出場権を獲得しました。

また、大分県勢トップに贈られる池中杯は、2時間19分31秒でフィニッシュした玖珠郡陸協の中村雄人が2年連続で受賞しました。

(玖珠郡陸協・中村雄人選手)「支えてくれる家族が応援してくれたので、何とか最後まで走ることができたと思います。結果として県で1位になれたことはとてもうれしく満足しています」

女子はゼイトナ・フーサンが2時間31分41秒で大会新記録を更新しました。視覚障害男子は高井俊治選手、視覚障害女子は藤井由美子選手がそれぞれ優勝しました。