佐賀関大規模火災の発生当日、現場を上空から撮影した県警のヘリコプターの操縦士が住宅地全体が燃え、まったく経験したことのない状況だったと当時の様子を説明しました。

(県警航空隊・宮副一成副隊長)「あれだけ全体に燃え移っているのを見たのは初めてだったので、おどろいたと同時に状況を正しく伝えないといけないという使命感の方が強かった」

こう話すのは当時、ヘリコプターの機長を勤め機体の操縦にあたった県警航空隊の宮副一成副隊長です。

宮副さんは発生当日午後11時頃に、隊員3人とヘリコプターで国東市にある航空隊を離陸。まもなくして佐賀関の火災現場周辺がオレンジ色に光っている様子が確認できたと話しました。

(宮副一成副隊長)「かなり燃え盛っている状況が確認できます。住宅地全体が燃えていることにまずびっくりして、飛び火の状況の広さからまったく経験したことの無い状況を確認しました」

宮副さんが撮影した状況は市や県、県警本部に伝えられ、消火活動や人員誘導に役立てられました。