年金支給日の15日、高齢者が狙われやすい特殊詐欺の被害を防ごうと、別府警察署の警察官らが金融機関の来店客に注意を呼びかけました。

この活動は、公的年金支給日にあわせて高齢者が多くの現金を引き出すことから、別府警察署が実施したものです。

15日は大分みらい信用金庫本店で、警察官が近年増加している詐欺の手口を紹介したチラシとポケットティッシュを配布しました。

別府警察署生活安全課 山本剛士警部補「心当たりがない電話やメッセージについては、一度疑っていただく。知らない人からの連絡に対しては必ず嘘だということを気をつけてもらい、被害防止に努めてほしい」

警察によりますと、今年1月から11月末までに大分県内で発生した特殊詐欺の被害額はおよそ21億7700万円で、去年より減少している一方、被害件数は164件増えて681件に上るということです。