大分市佐賀関の大規模火災は、発生から9日で3週間。被災者の仮住まいとなる市営住宅への入居希望の受け付けは8日までですが、39戸に対し、今のところ51件の申請が寄せられています。
11月18日に起きた大分市佐賀関の大規模火災では、住宅など187棟が燃え、1人が死亡しました。

市は住宅が被災した住民の仮住まいとして、佐賀関と坂ノ市、大在の市営住宅を合わせて39戸確保していて、入居希望を受け付けています。市によりますと、8日午後4時までに51件の申請がありました。
市は、高齢者や子育て世代などを優先して11日に入居者を決定します。また、民間アパートへの入居希望は15件。2次避難所となるJX金属佐賀関製錬所の社員寮にはこれまでに5人が入居したということです。

一方、現地では災害ボランティアセンターの活動が本格化。ボランティア5人が被災者の市営住宅の入居に向けて電化製品や布団などを運びました。
また、ボランティアの参加者は、規制が解除されて自宅へ戻った住民の片付け作業を手伝っていました。
(ボランティア参加者)「少しでも力になれたなら良かったと思っています。引き続きボランティアの活動があると思うので、参加できるようなら取り組みたい」「外部からの支援の手を使いながら、無理のない範囲で復旧・復興に向けていければいいと思います」
市は住宅以外の建物についても8日から被災証明の受け付けを開始しました。大規模火災から9日で3週間、支援の輪が少しずつ広がっています。

















