大分国際車いすマラソンが16日、大分市で開催され、スイスのマルセル・フグが12回目の優勝を果たしました。

第44回大分国際車いすマラソンには14カ国179人の選手が出場しました。フルマラソンの最も障害が軽いクラスではスタート直後、日本の鈴木と岸澤を含む4人の先頭集団となります。5キロ手前で岸澤が先頭から離されると、10キロ過ぎには鈴木もついていくことができず、中国の羅興伝とスイスのマルセル・フグの一騎打ちとなります。

勝負の分かれ目は22キロ過ぎ。スイスのマルセル・フグが抜け出すとトップを独走。自身が持つ世界記録までわずか4秒差という好タイムで12回目の優勝を果たしました。マルセル・フグ選手「ここでの優勝は本当に嬉しいです。応援していただき、ありがとうございました。また大分に来て、良いレースができて、本当に嬉しかったです」

一方、日本人トップの鈴木は、粘りの走りで総合3位でのフィニッシュとなりました。鈴木朋樹選手「とにかくマルセル選手に話されないように、しっかりとついていくという気持ちで臨んだんですが、いま自分が持てる力はここまでだったという感じです」

また、女子はスイスのマニュエラ・シャーが6年ぶり5度目の優勝です。また、最も障害が重いクラスでは南アフリカのピーター・ドゥ・プレアが連覇を果たしました。