女子軟式野球の高校JAPANに、不登校や引きこもりの支援プログラムに参加している大分県内の生徒が九州からただ1人選ばれました。夢に向かって挑戦する姿を追いました。

ダイナミックなフォームで力強いボールを投げる由布市在住の芦刈柚衣さん(18)は、およそ3年前から大分市の博愛こども成育医療センターで、不登校や引きこもりの支援プログラムに参加し、施設の仲間たちと野球に打ち込んでいます。

芦刈柚衣さん

(芦刈柚衣さん)「打ったり投げたりするところが楽しいです。自分の球で三振を取れるところが好きです」

チームではピッチャーを務める芦刈さんは運動神経が抜群で、2024年の全国障害者スポーツ大会では「ソフトボール投げ」で日本一に輝きました。そして、野球を始めてわずか3年で、女子軟式野球の高校JAPANに九州から唯一選出されました。10月に東京で行われた大学JAPANとの試合では2イニングを1失点に抑える好投を見せました。