大分県杵築市の神社で1300年以上続く「どぶろく祭り」が開催され、参拝者にふるまわれました。

どぶろく祭りは1300年以上前から杵築市・白鬚田原神社に伝わる奇祭で、県の選択無形民俗文化財に保護されています。秋の例大祭に合わせて毎年10月17日から2日間行われ、五穀豊穣を願ってどぶろくを神にささげます。

今年は氏子たちが、およそ3週間かけて仕込みました。年に一度のどぶろくを目当てに初日の17日は多くの人が参拝しました。

用意されたどぶろくは1400リットル。参拝者が盃を購入すると、どぶろくが振舞われます。

(参拝者)「味は美味しい、あとからきくねぇ」「きょうはまだ3杯目。通常は30杯いきます」「地域の皆さんで頑張ってもらって、五穀豊穣を願ってこうやって美味しいお酒を振舞ってもらえて、とても感謝しています」

白鬚田原神社は18日までの2日間で2万人の参拝者を見込んでいます。