実りの秋を迎え、大分県宇佐市安心院町で、地元の高校生が特産のブドウの収穫とワインの仕込みを体験しました。

宇佐市の安心院高校では総合的な探求の時間に地域の産業や特産品について学んでいます。

11日、1年生65人が地元の安心院葡萄酒工房を訪れ、ワイン用のブドウを丁寧にはさみで摘み取りました。ほとんどの生徒がブドウの収穫は初めてで、慣れない手つきながらも約1.2トンを採りました。

仕込み作業では、絞り機に原料となるブドウをおよそ2トン投入し、発酵中のワインのかくはんも体験しました。

生徒「丁寧に切り方まで教えてくださったので、とても楽しくできました」「やってみたら結構簡単で、またできたらいいなと思います」「ワインを売られているところしか見ないけど、作っているところを実際に見て思ったより大変なんだなって思いました」

生徒たちは冬場には焼酎の製造工程も学んでいて、発酵や醸造についての知識を深めています。