大分県臼杵市の高校生が、全国的に激減しているアサリの稚貝を地元の干潟に放流し、海の環境について理解を深めました。

この活動は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、一般社団法人うみらいふが企画しました。

臼杵川河口の干潟ではアサリの復活を目指しておよそ12万3000個を放流していて、9日は県立海洋科学高校の生徒7人が参加しました。高校生たちは県や漁業関係者とともに、1センチほどの稚貝を放流し、その後、稚貝を外敵から守るため干潟を網で覆いました。

(生徒)「うまく成長してくれたらいいなと思いました」「このアサリを未来へ引き継いでいくことが僕が願っていることです」

海水の浄化にも役立つといわれるアサリは、来年春には食用可能な2.5センチほどに成長するということです。