大分県内で活動する作家の絵画などを展示するアート展が、大分市の県立美術館で開催されています。
このアート展は、自由美術協会が会員の作品を紹介しようと毎年開いています。今年は7人の作家が混迷した社会の中で人間の生きざまや心のありようをテーマにした29点を出品しています。
このうち、平山堯通さんの絵画「虚ろな景IV」は、白黒の直線が強い信念を表す一方で、目に見えるものが真実かという社会への疑念や問いかけが表現されています。

また、工藤明美さんが手がけた立体作品「生II」は、布や小石など身近な素材で作られた柔らかさと物寂しさが同居する作品です。
大分自由美術展は県立美術館で7日まで開かれています。