大阪・関西万博の大きな魅力の一つが、趣向を凝らした海外パビリオンの数々です。158の国と地域が参加し、独自の文化を披露。多くの来場者を楽しませています。

イタリア館で中世の至宝と本格料理を堪能

海外パビリオンで高い人気を誇っているのが「イタリア館」です。目玉の一つは、古代ローマ時代に制作された高さ約2メートルの彫刻「ファルネーゼのアトラス」。所蔵するナポリの博物館から運ばれ、日本での展示は初めてです。

(来場者)「アトラスを見に来たので、それがあの近さで見られるというのは感動しました」

また、15世紀末から16世紀にかけて活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチの直筆のスケッチも展示されています。普段はミラノの図書館に所蔵されている貴重な史料で、歴史上の偉人の足跡を間近に感じられます。

(来場者)「圧倒されました、すごい芸術作品がいっぱいあって。レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆がよかったです」

同じくルネサンスの天才、ミケランジェロの彫刻「キリストの復活」の展示が5月からスタート。ほかにも、画家・カラヴァッジョの「キリストの埋葬」など、貴重な作品がそろっています。

一方、イタリア館の屋上にはレストランが併設されていて、イタリアを代表するパスタやピザ、ワインなどを楽しむことができます。